宮本茂氏、ゲームの中の暴力表現を変えたいと考えている

宮本茂氏、ゲームの中の暴力表現を変えたいと考えている

任天堂の宮本茂氏がゲームの暴力表現について「新しい方法を見つけていきたい」と語っています。

ゲーム業界でもっとも影響力があり愛されている宮本茂氏。マリオやルイージ、ドンキーコング、ゼルダ/リンクなどの重要なキャラクターを生み出し、ゲーム業界の形成期において重要な役割を果たしてきました。
そんな宮本氏はゲームにおける暴力表現に強い想いをもっていて、真偽不明ではありますが、ニンテンドー64のゲーム『ゴールデンアイ 007』の殺人表現が苦手で、エンドクレジットの中でボンドが病院に犠牲者を見舞いに行くシーンを提案した、という話があります。

宮本氏はニューヨーカー紙のインタビューでゲームの暴力表現についての考えを尋ねられ、自身の考えを述べています。

「わたしは、単純にモンスターを皆殺しにすればいいという考えに抵抗しています」と、シューティングゲームではプレイヤーは敵を皆殺しにし、事実上モンスターのように扱うことができると言及しました。
彼は、人間は「ボールを投げて的に当たった時に喜びを感じるように仕組まれている」という本性を認めつつも、「プレイヤーの喜びを引き出す」ために、他の新しい方法を見つけられたらと考えているという。

「ゲームメーカーがもっと視点を変えてくれればいいのに」と宮本氏は言います。また、別の質問への答えですが、彼のゲームデザインの根本にある考えをうかがい知ることができる発言があります。
現実世界のデザインを変えることができるとしたら何をするか、と聞かれた宮本は、「人々がお互いにもっと思いやりと優しさを持てるようにしたい」と答えました。


宮本さんのいう「単純に敵を皆殺し」にするゲームが人気を博してしまっている現在のゲーム業界ですが、売れるから作るのではなく、ゲーム会社がもっと頭を使ってユーザーに遊びを提供してほしいですね。

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