
『GTA5』『RED DEAD REDEMPTION』などのゲームで知られるロックスター・ゲームスの開発者が、エジプトの首都カイロで逮捕されていたことが明らかになりました。
ロックスターが開発していた『エージェント』というスパイゲームがありましたが、最終的にキャンセルされたようで、2018年11月に商標が放棄されていました。
このゲームの開発がロックスター・ノースに移る前はサンディエゴで初期バージョンが作られていましたが、ここの開発者が事件に巻き込まれたようです。
Game Informerの記事によると、『エージェント』の舞台の一部はカイロでしたが、参考画像が不足しているため、スタジオは撮影のためにエジプトにチームを派遣しました。チームの構成は環境アーティスト、アートディレクター、リードアーティストでした。彼らはカイロで写真を撮る際の法的な問題を調べ、通訳兼ドライバーを雇いましたが、それでも準備が足りなかったようです。

メンバーの一人は警察に命じられ写真を削除させられました。これはまだ良いほうです。カイロの町中で銃を突きつけられたり、空港で逮捕されて取り調べを受けたり、滞在先のホテルで軟禁されたりと、事態はどんどん悪くなっていきました。
極めつけに、チームはエジプトで重い罪になる「ポルノ撮影」の罪で起訴されました。チームの一人のパソコンの中に「婦人科腫瘍学者」である父親から借りた写真が入っていたことが原因でした。ロックスター・サンディエゴのプロジェクトリーダーは助けを求めてカイロの米国大使館に連絡を取りました。
最終的に彼らは無事に帰国することができましたが、この事件のあと、ロックスター・ゲームスはロシアのサンクトペテルブルクへの旅行をキャンセルしました。
スパイゲームの開発者が些細ながらも国際的な事件に巻き込まれてしまったのは皮肉です。2009年6月に発表された『エージェント』は、1970年代後半の冷戦時代を舞台にしたPS3専用ゲームとなる予定でした。
『グランド・セフト・オート』の開発会社だけにエジプトでなにか悪事をはたらいたのかと思いました。実際にはエジプトが怖い土地だったというオチでした。チーム側にも落ち度があったようですが。
エジプト旅行は怖そうなので、代わりにエジプトを舞台にした『アサシンクリード オリジンズ』を遊びましょう。正確には古代エジプトですが。
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