【スクエニ】『Marvel’s Avengers(アベンジャーズ)』ホークアイのDLCが低評価「失望の永続性」

【スクエニ】『Marvel’s Avengers(アベンジャーズ)』ホークアイのDLCが低評価「失望の永続性」

スクウェア・エニックスは3月18日に『Marvel’s Avengers』のPS5版、Xbox Series X/S版を発売し、新コンテンツの「ホークアイ:不完全な未来」の配信も始まりましたが、その内容に低評価がつけられています。

PS4、Xbox Oneでリリースされた『Marvel’s Avengers』は、期待とは裏腹に退屈すぎるとして批判を浴び、売り上げも散々たるものでした。発売前からスパイダーマンのDLCがPS版限定だということで不評を買い(そのスパイダーマンも配信延期となっています)、発売後もゲーム内容で批判され、スクエニとしては今後リリースされるDLCでなんとか信頼回復したいところでした。しかし配信された「ホークアイ:不完全な未来」には低評価が与えられてしまいました。

Gaming Boltのレビューでは『Rainbow Six Siege』や『Battlefront 2』の名前を挙げ、不完全なリリースとなってもその後の長期に渡るサポートで目覚ましい回復を遂げることがあるとしています。しかし今回の「ホークアイ」を見る限り『Anthem』と同じように「サポート計画やロードマップを投げ出し、損切りして逃げ出す」ことになりかねないと予想しています。

レビューはとても長く、そのほとんどは批判です。とくに問題としているものの一つはストーリーです。「ホークアイ:不完全な未来」はDLC「ケイト・ビショップ:AIMを狙え」の続きで、世界を滅ぼすクリーの侵攻を阻止して終末を未然に防ぐために、行方不明のニック・フューリー探し出そうとします。ホークアイは時を越えてアベンジャーズに加わりフューリーの捜索を続けていきます。
アベンジャーズの醍醐味は、仲間が加わるたびに他のスーパーヒーローとの交流、友情やライバル関係、力関係や過去の関係などを見ることができることです。しかし今作はそのような関係性は描かれず、ケイト・ビショップとだけのストーリーに終始します。他のキャストはほとんど無視され、なにも語らず、ストーリーにもほとんど関与しません

後半の展開で良い部分はありますが、プレイ時間が2時間程度とあまりに短いのも問題です。今後複数のDLCが定期的にリリースされ、より大きなストーリーを描こうとしているのかもしれませんが、ホークアイがポストアポカリプスの中でどうやって生きてきたのかとか、マエストロのキャラクターに焦点が当たることがなく期待はずれに終わってしまっています。

次に問題とされているのがプレイ内容そのものです。レビューアーは基本のゲームと同じミスを犯していると指摘しています。「ホークアイ」では未来の荒れ地という全く新しいバイオームも追加されていますが、かなり広い環境なのにあまりに退屈で面白みがありません。できることはほとんどなく、探索する理由もなく、見つけられる面白いものもほとんどありません。プレイヤーが直面するのは反復的な戦闘と、それに続く退屈な戦利品やチェストからの資源の採取だけです。
新しいバイオームとは言っても既存のものの焼き直しのように見えるのも問題です。

本作は同じようなミッションの繰り返しで、相変わらず何かを追跡したりAIMボットやSF傭兵との戦いばかりで残念に思います。開発者はユーザーがこのゲームに抱いている問題点を理解していないようです。
しかし戦闘に関してはホークアイを操作することはとても楽しいです。カタナと弓を装備した彼は、射撃と近接戦闘の完璧なバランスを保っています。スキルツリーでアンロックされる技はどれも面白く、それらを連鎖させてコンボを決めると満足感が得られます。そしておそらく唯一、役立つ治癒能力を持っているキャラクターでもあります。


Gaming Boltのレビューでは10点中4点と厳しい評価がつけられています。レビュアーが指摘する退屈なミッションの繰り返しというのは、映画とゲームを無理やりくっつけたようなタイプのゲームにありがちです(映画原作じゃなくてもです)。やはり面白いゲームプレイありきのストーリーですよね。逆にストーリー部分は薄味でも、プレイ体験がプレイヤーにとってのストーリーになっているので長く心に残るものになります。

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