『ベヨネッタ』『サイコブレイク』の中村育美氏のドキュメンタリーが公開。デビュー作の構想を明かす

『ベヨネッタ』『サイコブレイク』の中村育美氏のドキュメンタリーが公開。デビュー作の構想を明かす

元プラチナゲームズで『ベヨネッタ』などを手掛けていたクリエイティブディレクター・中村育美氏が、Tango Gameworksを離れて自身のスタジオを設立しました。E3 2019で登壇し、キュートなプレゼンテーションで会場を魅了したのを覚えている方も多いと思います。YouTube公開された彼女のドキュメンタリーのなかで、次作の構想の一部をのぞかせました。

中村氏はカプコンに入社し『大神』などの開発に携わったのち、プラチナゲームズに所属。『ベヨネッタ』にも大きく関わりました。その後、バイオハザードの生みの親である三上真司氏が設立したTango Gameworksに移籍し、約10年間在籍しました。その間『サイコブレイク』、『サイコブレイク2』、そして開発中の『GhostWire Tokyo』を担当しました。

YouTubeチャンネル「Cutscenes」で公開されたドキュメンタリー映像では、中村氏は廃墟を撮影しながらゲーム業界に入ったきっかけなどを語っています。自分のやりたいことに従ってエンバイロンメント(背景モデル)アーティスト、コンセプトアーティストと渡り歩き、『GhostWire Tokyo』は自身で企画しクリエイティブディレクターを務めました。しかし体調を壊したことからもっと健康的に働くことができるはずだと考え、Tango Gameworksを後にしました。

ちなみに『GhostWire Tokyo』は、大好きな都市伝説やオカルト的な要素と、科学的に心霊の謎を解明するフリンジサイエンスをミックスして生まれたとのこと。

Tangoを辞めることを発表した際、その日のうちにLinkedInには応援メッセージや仕事の依頼、開発スタジオへの招待など、2,000件ものメッセージが寄せられたそうです。

動画の最後では次に立ち上げるIPについてのヒントがありました。グロテスクやホラーのイメージが強い彼女ですが、かねてより「まじめに作るゲームをやめたい」と思っていて、「マーベルのキャラクターで例えるとアベンジャーズからハブられたデッドプールみたいなポジションになりたいので、ブラックジョークとかがいっぱい入ったゲームにしたい」とのこと。そして、はやく話したいと語って動画は終わります。どのようなゲームを思い描いているのか、実際に触れられる日が楽しみです。


動画では他にゲーム業界と女性クリエーターについて、新スタジオのスタッフを色々な国から集めたいなど、色々な考えを語っています。

自身のスタジオの以外にも、アメリカのエージェンシーに所属しているそうなので、そこかしこで彼女の手掛けた作品に出会うことがあるかもしれません。さっそくUBIの『レインボーシックス シージ』で新スキンをデザインしていて、3月2日に実装されました。そのときのインタビューをファミ通で読むことができます。

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