
イギリスの7月のハード売り上げで、PS5が他のハードの合計を上回る販売台数となったようです。
世界のなかでもイギリスでのPS5は特に好調なようで、6月も好調でしたが7月は圧倒的だったようです。GamesIndustry.bizのクリストファー・ドリング(Christopher Dring)氏よると、なんと他のハードの合計台数を(ほぼ)上回ったとのこと。
7月に英国ではPS5がまた素晴らしい結果を残しました。他のすべてのプラットフォームを合わせたのとほぼ同じ数のコンソールを販売しました(ほぼね)。
PS5は発売から9ヶ月が経ちましたが、いまだに世界中で入手困難です。これは転売行為や半導体不足の影響が強いと思われますが、それでもソニーの発表では世界で1000万台を販売したとのことです。これはPS4をやや上回ってPlayStation史上最速記録となります。
イギリスで7月に販売されたPS5のうち、どれくらいがゲームファンの手に渡り、どれくらいが転売屋の手に落ちたのかはわかりません。実際にPS5を遊びたいユーザーは余計な金額を払わなければならない状況が続いたためか、PS5用タイトルの販売は奮わず、新規IPである『Returnal』が世界での実売本数が56万本というのは仕方ないにしても、あの人気シリーズの最新作『ラチェット&クランク パラレル・トラブル』が世界で110万本しか売れていないことが明かされました。
SIEの社長兼CEOジム・ライアン氏は「SIE にとって在庫水準の改善は最優先事項」だと発言していますので、なんらかの対策を期待できます。ただ、今年2021年に発売予定だった独占ゲームのほとんどが延期されたことも懸念されます。なかでも『God of War: Ragnarok』、『Horizon Forbidden West』、『GhostWire: Tokyo』などを楽しみにしてPS5を購入したユーザーはがっかりしているかもしれません。
イギリスは日本と比べると小さな市場ですが、ジム・ライアン氏のお膝元だからか優先的にPS5を出荷しているのではという疑惑があります。日本とは違い、PS4、PS5の縦マルチのタイトルでもPS5版が多く売れたりしています。数さえあれば順調に世代交代が進むというケースです。
昨年度はイギリスでもSwitch優勢でしたが、この夏から勢力図が変わってくるかもしれませんね。
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