『Outriders』のロイヤリティがスクエニから開発者に支払われていないことが判明‼

『Outriders』のロイヤリティがスクエニから開発者に支払われていないことが判明‼

PS5、Xbox SeriesX/Sに登場した新規IP『Outriders(アウトライダーズ)』のロイヤリティが支払われていない理由について語られました。

People Can Flyが開発、スクウェア・エニックスが販売を担当し、2021年初めに発売された『Outriders』ですが、このゲームはいまだに損益分岐点に達しておらず赤字であるようです。本作は予約が開始され発売が近づいてから、Xbox Game Passに発売日に追加されるなどドタバタがあり、このことが収益性に影響を与えた可能性があります。

People Can Flyは、「スクウェア・エニックスがゲームにかかったすべての費用を回収したあと」にロイヤリティを受け取ることになっていましたが、第1四半期の売り上げからはロイヤリティを受け取っていないと主張しています。このため彼らは『Outriders』がまだ利益を出していないと推測しているようです。

それでは『Outriders』はまったく売れなかったのかというと、そうではありません。本作は最初の1ヶ月間だけで350万人のプレイヤーを獲得することができました。People Can Fly社のCEOであるセバスチャン・ウォシャウスキー(Sebastian Wojciechowski)氏は公式な販売数は把握していないと述べていますが、推定200〜300万本売れたと推定しています。これらの数字からスクウェア・エニックスからロイヤリティを確保するには十分な売り上げであるはずなので、スクウェア・エニックスが収支が見合っているとは見ていないのではないかとしています。

収益性のあるレベルに達していないということは、パブリッシャーが負担したコストが我々の予想よりも高いということでもあるかもしれません」とウォシャウスキー氏は語ります。「しかし、推測はしたくありません。今後も状況を分析していきます」

これを聞いて「スクウェア・エニックスがロイヤリティを不当に払っていない」と考えるのは性急すぎます。同社が『Outriders』にかけたコストはさまざまで、制作費、流通費、プロモーション費、品質保証費などが含まれています。これらのコストがPeople Can Flyが想定したよりも高いとうことです。とくに昨今のゲームはプロモーション費が大きくのしかかります。独占タイトルであればプラットフォーマーがこれを一部負担することもありますが、本作はほぼすべてのプラットフォームで展開しているので、これもできません。

なお、スクウェア・エニックスは『Outriders』が350万人のプレイヤーを獲得したことについて、「うれしい驚き」、「当社の次の大きなフランチャイズになるだろう」と語り「『Outriders』を発売してすぐにマイクロソフトのXbox Game Passで利用できるようにしたことも有利に働いた」と、成功の一端にGame Passの存在があることを認めました。

スクウェア・エニックスが『Outriders』を「次の大きなフランチャイズ」にする前に、People Can Flyはロイヤリティを求める可能性があります。ただ、『Outriders』のIPはスクウェア・エニックスが所有しています。


記事内にもあるスクエニの「『Outriders』は成功した」という発表と、ロイヤリティが支払われていないという事実には大きな落差があります。開発者が販売本数とXbox Game Passの収入を知らされていないというのも驚きです。CEOのウォシャウスキーさんはスクエニに気を使っている言い方をしていますが、不満に思っているようにも感じます。

『Outriders』は重大なバグやクロスプレイに問題を抱えたまま発売となってしまいましたが、ゲーム内容に関しては評判となっています。PC、PS4、PS5、Stadia、Xbox One、Xbox Series X/S向けに現在発売中です。

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