プレイステーションは日本のゲームをまだ「愛している」と主張

プレイステーションは日本のゲームをまだ「愛している」と主張

プレイステーションスタジオの責任者が日本のゲームを「愛している」と語り、日本に投資していると主張しました。

ソニーはこの一年で最も歴史のあるジャパンスタジオを閉鎖し、何十人もの主要なクリエイターとの契約更新を行わず解雇してきました。また、PS史上最速で1000万台売ったとするPS5は、もうすぐ1周年を迎えるにも関わらず日本での販売数は100万台に達していません。そしてそのPS5では日本の文化的背景を無視したボタンの変更を行いました。それでもSIEの社長ジム・ライアン氏は、日本は重要な市場であると語り、日本を軽視していることを否定しています。

プレイステーションスタジオの責任者ヘルメン・ハルスト(Hermen Hulst)氏はGame Informerのインタビューに答え、同社は日本のゲームを「まだ愛している」とし、日本のゲームはソニーのアイデンティティの中核であると語りました「それが私たちの伝統です。伝統であり、私たち自身の一部でもあります。私たちは日本のゲームを愛しています」。

ジャパンスタジオが事実上閉鎖されチームASOBIに再編されたことについて聞かれると、氏は日本の開発現場を前進させていきたいと意気込みました。

「ニコラ・ドゥーセの下でチームASOBIを構築していますので、実際にそのチームに投資していることになります。皆さんは、ポリフォニー・デジタルが2つの拠点で活動していることを忘れがちです。東京にある外部の開発グループにも投資しています。このチームは、フロム・ソフトウェアや小島プロダクションなどと仕事をしてきたチームです。私たちは日本の開発者に投資していますし、私たちは日本の開発者が大好きで愛してやみません。プレイステーションのアイデンティティの中核をなすものですから、日本やアジアの開発を敬遠することはありません」

今年はじめのVGCの報道では、ジャパンスタジオの閉鎖の理由は近年の収益性の低さが原因とされています。『サルゲッチュ』、『グラビティデイズ』、『ナック』などを開発してきたジャパンスタジオは、世界に通用するためにまずは日本市場にアピールするゲームを作りたいという方針でしたが、SIEは他のファーストパーティスタジオが生み出すような世界的なヒット作を求めていました。

冒頭でも記したようにジム・ライアン氏はこういった記事を何度も否定していて、2020年12月にはSIEにとって日本は引き続き重要な市場であると述べ、その後ファミ通は火消しのように同氏のインタビューを掲載し、ライアン氏はSIEのすべてのスタジオを重要視しており、PS5では日本のゲーム開発を引き続き支援すると主張しました。

ジャパンスタジオ解散に伴いレイオフされた開発者たちは、新スタジオを立ち上げるなど新たな場所で動き始めています。


ハルストさんが語ったなかで気になるのが「日本の開発者に投資している」という点です。これがフロム・ソフトウェアのことではないかとネットで話題になっています。フロムの作品なら世界的なヒットを期待できるので条件には合いますが、高評価となった『Bloodborne』以降なぜタッグを組まなかったのかというところが少し引っかかります。

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