
Marvel Comicsのヒーローたちが登場する戦略RPG『Marvel’s Midnight Suns』が全機種向けに発表されました。戦闘はSRPGですが、本拠地では『ペルソナ』風にヒーローたちと交流できるようです。
Gamescomのオープニングイベント「Gamescom Opening Night Live 2021」で、2Kの最新作『Marvel’s Midnight Suns』が発表されました。対応機種はPC、PS4、PS5、Xbox One、Xbox seriesX/S、そしてSwitchです。
トレーラーではゲーム画面を見ることは出来ずどのようなゲームかはわかりませんが、『XCOM』や『Civilization』シリーズで知られるFiraxis Gamesが制作する戦略RPGとなっています。ディレクターは『XCOM2』でもディレクターを努めたジャック・ソロモン(Jake Solomon)氏です。
ソロモン氏によると本作には13人のヒーローが登場する予定とのことで、現在そのうちの10人までが確定しています。アイアンマン、キャプテン・アメリカ、ウルヴァリンなどの有名なヒーローに混じって「ハンター」という聞いたことのないヒーローがいますが、これは外見や能力をプレイヤーが自由にカスタムできるキャラクターで、ゲーム内での自分のアバターとなります。
ゲームには2つの側面があるとソロモン氏は説明します。ひとつはマーベルヒーローたちと一緒に戦う戦略的なターンベースバトルです。もうひとつの重要な側面は、本部でヒーローたちと一緒に暮らすことです。
戦闘の後は新しいスーパーヒーローの本部である「大修道院」に戻ってきます。ここでヒーロー達と共に過ごし、どのヒーローと関係を築くかを選択できます。この修道院は探索することが出来たり、ソーシャル要素もあるようです。ヒーローは大勢いるので、プレイヤーはどのヒーローと過ごすのか選択しなければいけません。これは『ペルソナ』シリーズ(『P3』以降)を彷彿とさせる要素です。
「ドクター・ストレンジは本を読んだり瞑想をしたり、キャプテン・マーベルはウェイトリフティングをしたり、ロビーはビデオゲームをしたいと思うかもしれません。それらの活動をしているときは、対話の選択肢を選んだり、プレゼントをあげたり、大聖堂の周りにある適切なクラブに入ったりして、とても社交的な空間になるんだ」とソロモン氏説明します。
ソロモン氏によると、『XCOM』のファンであるマーベル社がFiraxis Gamesにコンタクトをとり、副社長のひとりが『XCOM2』について「非常に鋭いフィードバック」を提供したようです。このことが今回のコラボに一役買ったのかもしれません。
しかし本作の戦闘は『XCOM』とはまったく違うものになっているようで、「3人のヒーローが大勢の敵を相手に戦うターンベースのバトルですが、そのメカニズムは100%異なります。戦い方の基本的な仕組みについてXCOMから引き継いだものはありません」とソロモン氏は語っています。
またまたマーベルのゲームが登場しました。アメコミに興味がない人には刺さらないと思いますが、海外では期待値がとても高く、しかも今作はターン制SRPGに『ペルソナ』ライクなソーシャル要素が加わっているということで注目を集めています。
マーベルのゲーム化は当たりが少ないとよく言われますが、はたしてどうなるのでしょうか?
『Marvel’s Midnight Suns』は2022年3月発売予定です。
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