『アクトレイザー』がリメイクされた今、他のクインテット作品をリメイクすべきだ

『アクトレイザー』がリメイクされた今、他のクインテット作品をリメイクすべきだ

『アクトレイザー』がリメイクされた今、他のクインテット作品、とくに『ソウルブレイダー』『ガイア幻想紀』『天地創造』をリメイクすべきだとの記事が海外ゲームメディアに掲載されました。かなり熱い内容だったので紹介します。


先日、スクウェア・エニックスは唐突に『アクトレイザー ルネサンス』を世界に向けて放ちました。『アクトレイザー』はクインテットが開発しエニックスが発売したスーパーファミコンの名作ゲームで、横スクロールアクションとシミュレーションを組み合わせた革新的なゲーム性と、素晴らしい音楽で知られています。

この作品はその後のいくつかのタイトルに影響を与えましたが、スクウェア・エニックスは10年以上に渡ってこのIPに関心を示していませんでした。そう、今までは。スクウェア・エニックスがクインテッ作品のことを忘れていないと知って、正直なところ驚きと喜びを感じています。次はクインテットのスーパーファミコン時代の『ソウルブレイダー』3部作(訳注:日本では「クインテット3部作」などと呼ばれています)を復活させてくれれば、より素晴らしいと思います。移植、リマスター、リメイクは問いません。『ソウルブレイダー』『ガイア幻想紀』『天地創造』の3部作を復活させるべき時が来ています。

クインテットの作った素晴らしい3作品

『ソウルブレイダー』3部作は、従来の意味での3部作ではありません。この3つのゲームにはストーリー上のつながりはキャラクターや名称のつながりより少ないです。それよりも「進化」「自然との交わり」「地球への責務」といった複雑なテーマを共有していて、それは『アクトレイザー』とも共通しています。テーマの表現方法はタイトルによって異なりますが、クインテットはこれらのゲームで、当時他のゲームでは得られなかった、より意味のあるストーリーを創造しました。

『ソウルブレイダー』『ガイア幻想紀』『天地創造』の3作に共通するのはトップダウンのアクションゲームであるということですが、そのアプローチは異なっています。

ソウルブレイダー

1992年に発売された『ソウルブレイダー』は、ダンジョン内の特定のゲートから一定の数のモンスターが出てくるという、シンプルで中毒性のあるゲーム構造を持っています。ゲートの中のモンスターをすべて消すたびに、ダンジョンや世界に重要な変化がもたらされます。それは単に探索を続けるための障害を取り除くことかもしれませんし、世界を破滅させたデストールによって封印されてしまった人々や建物を回復させることかもしれません。つまり『ソウルブレイダー』では、モンスターを倒せば倒すほど、より多くの世界を生き返らせることができ、文字通り世界全体を救うことになるのです。

ガイア幻想紀

北米では1994年に発売された『ガイア幻想紀』は、さまざまな工夫がなされています。主人公のウィル(訳注:日本ではテム)は、『ソウルブレイダー』のようにさまざまな武器や防具、魔法を装備することはできませんが、特別な能力を手に入れ、最終的には2人の強力な戦士に変身することができます。画面上のすべてのモンスターを倒すとウィルのステータスが上昇し、すぐに満足できるシンプルなゲーム性を生み出します。しかし、『ガイア幻想紀』は非常にストーリー性が強く、事前の予告なしに古い町やダンジョンへ戻れなくなることがあります。ガイア幻想紀』のすべての要素は冒険を推進するためのものであり、驚異的なサウンドトラックも助けになっています。

天地創造

最後に、1996年にヨーロッパで発売され、北米では発売されなかった『天地創造』は、クインテットが壮大な作品を作ろうとした作品である。『天地創造』は、『ソウルブレイダー』3部作の中で唯一ワールドマップを持つゲームであり、世界そのものが進化し、文明が発展していく中で、物語は複数の章に分かれています。また、コロンブスのような実在の人物が登場するなど、現実の世界を擬似的に描いています。また、アークは機敏な主人公で、戦闘では走ったり、跳んだり、潜ったりすることができ、いくつかの魔法も使うことができます。しかし、『天地創造』では、戦闘による直接的な報酬はなく、アークのレベルアップが楽しみの一つとなっています。これは、クインテットが望んでいた、より広い世界を構築するために必要なことだったのかもしれません。

つまり、『ソウルブレイダー』『ガイア幻想紀』『天地創造』はそれぞれ違った意味で素晴らしい作品であり、スクウェア・エニックスはこのクインテット3部作で多くのことができるはずです。

すぐに移植、リマスター、リメイクを

私はすべてがピカピカである必要のない老人なので、スクウェア・エニックスがこの3部作を『聖剣伝説コレクション』のように今日中に移植、または軽くリマスターしてくれれば満足です。あるいはNintendo Switch Onlineで配信してもいいでしょう。これらのゲームはすでに素晴らしいものなので、プレイさえできれば何も変える必要はありません。『キャッスルヴァニア アドバンス コレクション』のようにクイックセーブや巻き戻しなどのクオリティ・オブ・ライフの向上は歓迎しますが、それだけです。

もしスクウェア・エニックスがこの3部作をリメイクするとしたら、異なる3つのゲームをリメイクするという労力が必要になるでしょうが、『アクトレイザー ルネサンス』の完成度をみると希望が持てます。私はまだ『アクトレイザー ルネサンス』を2時間ほどしかプレイしていませんし、横スクロールのグラフィックにところどころ難があるのは認めます。しかし、音楽は予想通り素晴らしく、シミュレーションの追加要素は今のところとても楽しいです。

大きな問題点は、スクウェア・エニックスが3部作をリメイクする際に、ユニークなストーリーをどう扱うかということです。オリジナル版の制作に関わった重要なクリエイターの何人かが去ってしまったのは残念なことで、リメイクによって微妙な物語のバランスが台無しになるかもしれません。とはいえ、そもそも原作のローカライズは完璧ではありませんでしたし、スーパーファミコンのカートリッジの容量によってストーリーテリングが制限されていました。その点Nintendo SwitchやPCであれば、処理能力が飛躍的に向上するため、これらのゲームやストーリーに新たな命を吹き込むことができます。

リメイクが必ずしも正解とは言えませんが、その価値は十分にあるでしょう。


クインテット作品の版権がどうなってしまったのかは日本でも心配されていました。『アクトレイザー ルネサンス』の登場によってスクウェア・エニックスがIPを保有している可能性が高まったので、復活が期待されています。日本ではとくに『天地創造』が人気がありますね。

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