Joy-Conは発売以来改良され続けている:Switchの開発者が語る

Joy-Conは発売以来改良され続けている:Switchの開発者が語る

Switchの開発者が、発売以来Joy-Conのアナログスティックを継続的に改良し続けていることを明かしました。

任天堂が「開発者に訊きました」の第2回を更新し、ハードウェア開発をリードした二人がSwitch有機ELモデルについて語りました。画面サイズを大きくしつつ従来のサイズを保つための設計に関する話しや、より大きくクリアに聞こえるようになったスピーカーのこだわりなどが語られています。

そのなかでJoy-Conに関する情報が出ています。

有機ELモデルではJoy-Conに「変更はありません」とアナウンスされていますが、実は内部的には変更が加わっているとのことです。Joy-ConはSwitch発売後から「アナログスティックに触れていない状態でも入力されてしまう」といういわゆるドリフト現象が多数報告されていて、アメリカでは訴訟にまでなっています。これはJoy-Conだけに限らず、PlayStationやXboxでも同様の不具合が起きており、現代的なゲームコントローラーにつきものの不具合となっています。

任天堂はこのことに関して正式に謝罪しており、米任天堂社長もこの問題を認識していて改善を示唆していました。しかし発売から4年が過ぎても一向に改良版が登場しておらず、任天堂がこの問題を放置しているのでは、と考えられていました。しかし、今回の「開発者に訊きました」で、継続的に改良されていることが明らかになりました。

Switchの開発マネージャーである技術開発部の山下透氏がこのように語っています。

Joy-Conにはさまざまな機能があり、
それぞれは必ずしも目に見える改良とは限らないのですが、
中でもアナログスティックは発売以降、
部品を継続的に改良していって、
現在も改良に取り組み続けています。

発売当初のJoy-Conのアナログスティックは、
スティックに荷重をかけながら何度も回転を加え続ける方式で、
Wii U GamePadのアナログスティックと同じ基準の
任天堂の信頼性試験をクリアしていましたが、
継続的な改良を図る中で、
実際にお客さまが使用されたJoy-Conを調査し、
耐摩耗性と耐久性の改良を何度も重ねていきました。

Joy-Conのアナログスティックは、
世の中にある既製品の部品を使っているわけではなく、
専用に設計した部品ですので、
この改良にはかなりの検討を行っています。

さらに、信頼性試験自体も改良し、
その新しい試験をクリアするよう、
耐久性を向上させるための改良を加え続けました。

こうした一連の改良は効果が確かめられた段階で、
その時に製造している本体同梱のJoy-Conや、
Nintendo Switch Lite、単品で販売しているJoy-Conに、
速やかに取り入れています。

Joy-Conの内部のことになるので、
外からの見た目で改良が分からないのですが、
修理についても、
順次新しいバージョンの部品に
置き換えさせていただいています。

また、このような継続的な改良は
Proコントローラーについても行っています。

https://www.nintendo.co.jp/interview/switch-oled/04.html

アナログスティックは使用による摩耗が避けられないため、材料の組み合わせや形状を研究しながら、常に改良され続けているようです。これはJoy-Conのアナログスティックが他社任せの既製品ではなく、独自に設計しているからこそ可能になります。

修理キットを使って自分で修理しているひとや、あきらめてドリフトしたまま遊んでいるひとは、これを機に任天堂修理に出したり買い替えてみてはいかがでしょうか?


任天堂は好きですがJoy-Conの問題については腹立たしい思いをしていたので、改良され続けていると聞いて一安心しました。本ブログで何度か触れたように、筆者が持っているJoy-Con2組もドリフトしているので(そしてドリフトしたまま『Celeste』をクリアしたのが自慢です)、修理に出してみたいとおもいます。修理費用がかかるのがまた腹立たしいですが。

今回の「開発者に訊きました」も読み応えがあって面白かったので一読をおすすめします。

開発者に訊きました

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