
Switch版『キングダムハーツ』のクラウド版が発表されましたが、ネイティブ版は「未定」とのこと。
今年発売から20周年を迎えた『キングダムハーツ』シリーズ。先日大きな話題となりましたが、それは20周年記念発表が行われたからでなく、『大乱闘スマッシュブラザーズ スペシャル』の最後のDLCキャラクターとしてクラウド参戦が発表されたからでした。
そして同時にSwitchで「キングダム ハーツ HD1.5+2.5 リミックス」、「キングダム ハーツ HD2.8 ファイナルチャプタープロローグ」、「キングダム ハーツIII」がリリースされることが明かされましたが、それがネイティブ版ではなくクラウドバージョンというとこで落胆の声が上がりました。
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PS4とXbox One向けに作られた「キングダム ハーツIII」がクラウド版ということは理解できますが、それ以外はPC版の推奨スペックをみるにSwitchで動作させるのは容易です。これらの作品が将来的にネイティブ版として発売されることはあるのでしょうか?
Nintendo Lifeがスクウェア・エニックスの間 一朗氏にインタビューをし、この点について回答を得ています。
ファイナルファンタジーX/X-2』のようなスクウェア・エニックスのクラシックゲームの高品質な移植版がSwitchでネイティブに動作することは、外部から見ても確認できました。では、『キングダムハーツ』シリーズを、Switchのハードウェアでネイティブに動作するように最適化するのではなく、クラウド版としてSwitchで発売する理由は何だったのでしょうか?
間:以前から、ディレクターの野村哲也が、『キングダムハーツ』シリーズをNintendo Switchのユーザーに届けたいという要望を聞いていたので、社内でもかなり検討しました。ハードのストレージ容量など様々な理由でNintendo Switchへの配信は非常に難しかったのですが、クラウドサービスを活用することで初めて実現できたことを嬉しく思います。
シリーズ全体をSwitchでスムーズに動作させることは不可能に近かったと思いますが、『キングダム ハーツ HD 1.5 + 2.5 リミックス』がSwitchでネイティブに動作するように作り直される可能性はあるのでしょうか?これは単なるストップギャップのようなものでしょうか?
間:現時点では、ネイティブ版の制作は未定です。私たちは、Nintendo Switchのプレイヤーの皆様に『キングダムハーツ』シリーズをお届けするには、現在のところクラウド版が最適だと考えていますが、ファンの皆様からのフィードバックには常に興奮していますし、いつも応援してくださっている皆様に感謝しています。
Nintendo Life
現在は未定としながらも、ユーザーからの声によってはネイティブ版の発売の可能性はあるようです。クラウド版はサービスが終了するとゲームを遊ぶことができなくなりますが、ネイティブ版では故障しない限り遊び続けることができます。
ちなみに、Nintendo Lifeのアンケートではクラウド版の『キングダムハーツ』を購入予定があるひとはわずか9%で、多くのひとは興味がないかネイティブ版を求めているようです。
ネイティブ版が未定というのは残念ですね。『スマブラ』参戦で世界的なお祭りとなりましたが、ここまで盛り上がるとは想像していなかったのでしょうか?
クラウド版だと安定したネット接続が必須なので、Switchの「どこでも遊べる」という利点と相反してしまいます。いまから急いで開発しても機を逸した感がありますね。
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