任天堂と『グランド セフト オート』の奇妙な関係

任天堂と『グランド セフト オート』の奇妙な関係

任天堂のゲーム機と人気ゲーム『グランド・セフト・オート』の奇妙な関係性についての記事がKotakuに掲載されていましたので紹介します。


『グランド・セフト・オート』はゲーム史上最大級の人気を誇るゲームシリーズです。初代PlayStation以降ほぼすべてのプラットフォームで何百万本もを売り上げ、おそらく世の中で最も論争を巻き起こしたゲームです。そしてこのシリーズはほとんどの任天堂のゲーム機を避けてきました。

11月11日に『グランド・セフト・オート:トリロジー:決定版』がSwitchでも発売されますが、それまでに任天堂のゲーム機で発売されたのはたった4作品、しかも携帯ゲーム機用でした。

『グランド・セフト・オート』が任天堂機に初登場したのは、PCやPSで初代『グランド・セフト・オート』が発売された約1年後の1999年で、ゲームボーイカラー向けの移植版でした。その翌年には『GTA2』も同様の簡易版としてゲームボーイカラーに移植されました。注目すべき点は、GBC版『GTA2』にはプレイアブルキャラクターとして女性が登場したことです。それ以来このシリーズには女性のプレイアブルキャラは登場していません。

その後4年のブランクを経て、2004年にゲームボーイアドバンス用として『GTAアドバンス』が発売されました。当時すでに『GTA3』として3Dのアクションゲームになっていましたが、『GTAアドバンス』は従来どおりのトップダウンのオープンワールドアクションとして発売されました。本作は『GTA3』の1年前を描く前日譚となっていて、開発はロックスター・ゲームスではなく、Digital Eclipseが担当しました。

そこからさらに5年が経ち、ニンテンドーDS用タイトルとして『GTAチャイナタウンウォーズ』が発売されます。この間に『GTA4』や『GTAバイスシティ』が発売されていましたが、これらがゲームキューブやWiiで発売されることはありませんでした。『チャイナタウンウォーズ』もまたトップダウン視点でしたが、建物などが3Dポリゴンで描かれており、クラッシックな『GTA』を現代風にアレンジしたようなタイトルでした。これはこれで過去作品に戻ったような楽しさがありました。

その後ロックスターは『GTA』シリーズを任天堂機に出すことをやめてしまいましたが、袂を分かったわけではありません。2007年には『Manhunt 2』と『Rockstar Table Tennis』をWiiに移植し、2008年には『Bully』をWiiにでリリースしました。最近では2017年に『LA Noire』をSwitchに移植しています。

なぜGTAシリーズだけが任天堂機で発売されなかったのか、その理由はわかりません。しかしいよいよ来月にはシリーズの名作3作品がSwitchに登場します。『GTA』と任天堂の歴史を知っているだけに、先日任天堂のSNS公式アカウントが『GTAトリロジー』を宣伝しているのを見たときは驚きました。確かに今では多くのことが変化し、ほとんどのゲームがSwitchで発売されるようになりました。しかし、私の一部は任天堂機でGTAシリーズを見ることにまだショックを受けています。

今後『GTA4』や『GTA5』がSwitchに登場することはあるのでしょうか? 期待はしていませんが、少なくともロックスターと任天堂は前向きなようです。


PS2以降、任天堂のゲーム機しか触れてこなかったという人たちは国内でも海外でも一定数存在します。彼らにとっては初めてのGTAシリーズが『GTAトリロジー』になるかもしれませんね。

『グランド・セフト・オート:トリロジー:決定版』はダウンロード版が11月11日、パッケージ版が12月7日発売です。パッケージ版はPS4、Xbox One、そしてSwitchのみとなります。

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