【考察】PS5の販売が2週続けて低迷:背後にXboxが迫る

【考察】PS5の販売が2週続けて低迷:背後にXboxが迫る

ファミ通のソフト&ハード週間販売数(11/15~11/21)が公開され、PS5が2週続けて5000台以下にとどまったことが判明しました。そのすぐ背後にはXbox Series X/Sが迫っています。

2週続けて5000台に満たなかったPS5

ファミ通調べによると、今週(11/15~11/21)のPS5の販売台数はスタンダードモデルが4134台(累計98万8400台)、デジタルエディションが173台(累計18万8845台)で、合計4307台しか売れていませんでした。同じ週でいうと、Xbox Series X/Sが合計3422台だったので、その差は約900台となっています。

これが1週だけだったらまだしも、先週も合計4910台と5000台を切っています。世界的な半導体の不足によって生産がままならないということはありますが、ソニーは今年度のPS5の出荷数を1480万台以上としており、2021年度第2四半期(7~9月)の決算でも、この計画に変更がないことを確認しています。国別で世界第二位のゲーム市場である日本で週に5000台も売れていないのでは、いったいどこで売っているのでしょうか?

PlayStationは初代、PS2と人気を博してきたハードでしたが、PS3で二度の債務超過に陥り、ライバル不在だったPS4でも国内1000万台に届かずと、ゆっくり下降してきた感がありました。そしてここにきて日本では存在感のなかったXboxに迫られる事態となっています。

Xboxが攻勢に出る

Xbox Series Sはここ数ヶ月、週2000〜3000台ほどを日本に向けて販売してきました。これは週販2桁続きだったXbox Oneの時代では考えられない数字です。日本のゲームファンもこれに反応し、Twitterでは購入報告が日々投稿されるなど盛り上がりを見せています。そして今週はXbox Series Xが2203台販売され、マイクロソフトが日本市場の反応を試しているような動きが見られます。

ゲームがない

PS5が売れない理由は大きく2つあると考えられます。ひとつはPS5の出荷の少なさです。最も勢いのあるローンチに十分な数が用意できなかった、そしてソニーの言う「ローンチイヤー」でも100万台しか日本に回せなかったため、アーリーアダプターの気持ちが削がれてしまい、購買意欲が落ちてしまいました。そして、一般消費者は流行っていない商品、ましてや高額なゲームハードには見向きもしません。

もうひとつは魅力的なゲームソフトがないことです。ソニーは当初PS5の機能を存分に使ったソフトを売るために、早々にPS4との縦マルチを切る予定でした。しかしPS5の伸びの悪さやユーザーの反発を受けて方針転換、縦マルチを続ける判断をしました。そもそも次世代ならではの体験を明示できていなかったこともあり、「PS4で十分」となってしまいました。

こうしてPS5が売れない・売れてもソフトを購入するユーザーがいないと、サードパーティーはPS5に向けてゲームを作っても採算が取れないということになり、PCやXboxとのマルチばかりになっていきます。本来ならファーストパーティーであるソニー自身が、豊富にソフトを用意して市場を牽引しなくてはなりませんが、PS5の開発の難しさからかなかなかゲームが出揃いません。

考えられる最悪のケースとして、今現在の状況からPS5向けの企画が通らなくなると、4〜5年後にはさらにソフト不足となる可能性があります。ローンチでつまづくというのは、実はこうした負のスパイラルのきっかけになり、脱却するのは大変困難です。

PS5が復活するためには

この先PS5が生き残るためには何が必要なのでしょうか?

まずは十分な数を用意し、ユーザーに届けることです。次にPS5独自の魅力を提示できないなら、PCの安価な代理品という立ち位置を確率することです。SteamEpic Games Store、そしてXbox Game passなどで入手したゲームが遊べるようになると、ソニーに旨味はありませんが、ユーザーは歓迎するでしょう。今週173台しか売れなかったデジタルエディションも売れるようになるはずです。

ちなみにこの173台という数字はPS4(188台)より低く、生産終了となっているNewニンテンドー2DS LL(365台)の半分ほどになります。

SteamとXbox Game PassとPS5独占ゲームが遊べるハードがあったら売れると思いませんか?


日本での低迷を受けて考察してみました。PS5復活案はなかなかいい線いってると思いますがどうでしょうか?

同じ週でSwitchの累計販売数が2200万台を突破しました。PS5が120万台を販売している間にSwitchは600万台以上を積み上げています。これで国内の据え置きハードではPS2を抜いて歴代1位となりました(この上は3DS、ゲームボーイ、DSと携帯ハードが並んでいます)。そして2022年には2017年以来の充実したゲーム群が発売されます。どこまで伸びるか楽しみですね。

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